7/06/2010

パチモン3D webカメラ

FS-PCD100というMinoru3Dのパチモン買ってみた。
こんなの
買うまで判らなかった人柱的なスペックを書いとこう。
USB2.0デバイスとしてカメラ2つHIDクラスでドライバインストール無しで認識される。(WindowsXP以降かな)
これはむっちゃんさんとこのステレオムービープレーヤーで使う為に必須条件だった。
意外だったのがマイク内蔵。
USBオーディオデバイスとして認識される。

動作は概ね問題ないのだが、さすがパチモンと思わせる部分が。
まず、致命的な問題。
左右のカメラの高さが合ってない。
見た目でなく取り込んだ映像のね。
これは使用ソフトで吸収出来るファンクションを作ってもらわないとどうしようもない。
ドライバで高さのキャリブレーションが出来るならいいのだけれど、
HIDクラスドライバ(OS標準)なのでそんなことは出来ない(普通は一台なんで調整することなんてないから)。
内蔵マイクが基板に直付けなんだが、ケースには穴が開いてないし形状が丸いのでマイクとケースが離れている。
本当の意味で内臓w。
付属ソフトがアナグリフしか対応していない、と思う。
ちょこっといじっただけなので断言出来ないのだが。
コレは他のソフト使えばいいだけなので問題なし。

さて、高さが合わないのはリアルタイム3Dカメラとしては本当に致命的なので、使い物にするために手術する。
ケースをあけて中身を出す。
シルバーのレンズが上下のネジで固定されているので取り敢えず外してみる。
基盤にCMOSが表面実装されている。
よーくよく見るとやはり左右のCMOSの面が合ってない。
目視で判る位なのでレンズ付いたらもっとズレは大きくなる。
解決策はレンズ台と基盤の間にモノを挟んで高さを変えるしかない(アオリレンズWww)。
レンズ上下どちらを上げればいいかは取り込み画像を確認して、適当なモノを挟み込む。
うちのは向かって右側のレンズの下側に、その辺に落ちている電子工作後のリード線w、を挟んでみた。
リードの直径は1mmもないな、0.3~0.5mm位か。
挟んで、ネジを締めていく。
もちろん画像を確認しながら。
左右の画像の高さがほぼ合ったところで締め付け終わり。
ほぼ違和感は吸収できた。
次、マイク。
コンデンサマイクを基盤から外して、ケースにマイク穴を開けてやる。
マイク穴の所に接着剤(ホットボンドの選択は無し、理由は後で)で固定して基盤と配線する。
ホットボンドは使えない。
中、結構熱くなるんだ、このカメラ。

ミノルのほうはこんな苦労すること無いだろうから3Dを手軽に楽しみたいのなら、そちらをお勧めする。
あちらはあちらで、いじくって遊ぼうとしたら一癖ありそうだけどネ。
自前ドライバとか。

以上、使えるか使えないか判らないレポートw。

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